米国株式市場はほぼ横ばい。全体を通しては決算は好調だが、ややディフェンシブ銘柄にシフトしている兆候は変わらず。カンファレンス・ボード(CB)が発表した、10月の米消費者信頼感指数は113.8と前月109.8から大きく上昇。株式市場の下支えになった。一方で、長期金利は減少。先週末に一時1.7%を超えたが、その後は下落して1.6%前半まで下がった。ただ5年債など短期は好調な経済指標を背景に上昇しており、利上げを明確に意識してきている。スタグフレーションと利上げを意識、懸念する債券市場と、経済成長回復によりこれらの懸念は解消されると見ていそうな株式市場と、見方が分かれている反応だった。

昨日、半導体関連でIBM向け販売に強い新光電気工業が決算を発表。通期の業績予想を売上で10%増加、利益は50%近く増加させる上方修正を行った。PC向け、サーバー向けが好調、加えて半導体製造装置向けも好調と引き続き旺盛な半導体需要を背景に実績、見通し共に強気である。半導体需要の継続的な強さはある程度予想されたことでもあるので、本日の株価反応が、マーケットが半導体業界をどう見ているかの一種の試金石として捉えている。新しい会社予想ベースだとPER13倍程度であり、これをどう見るか。来期も半導体需要の強さが続くなら安いといえるし、今がピークとみるなら上値は当然重いだろう。個人的には、今後は不透明すぎるとはいえ、15%強あがって足元PERでも15倍程度はなってもいいだろうと思っている。

今日は信越や住化など、化学・素材系のメーカーが決算を発表するので今後の見通しに注目。他に、サイバーやファナックなどもあるが、個人的にはJR東海の決算で旅行需要が足元どうなのか、これからさらに回復しそうなのか、何らかのカラーがとれないか気にしている。日本で本当に個人消費のペントアップデマンドがあるのか、わかりやすい新幹線と飛行機での需要回復でまずは確認する予定。

主要市場の動き

ダウ 35,756.88 (+0.04%)
S&P 4,574.79 (+0.18%)
NASDAQ 15,235.72 (+0.06%)
FTSE 7,277.62 (+0.76%)
米国10年金利 1.6097% (-0.0250)
原油 84.25 (-0.47%)
ビットコイン 6,906,669 (-3.85%)