株価 (2023/5/11) | 時価総額 | 自己資本比率 | ROE | ROIC |
15,885円* | 7.2兆円 | 68.7% | 32.3% | N/A |
PER(実績) | PER(予想) | PBR | 配当利回り | EV/EBITDA |
15.8倍 | 24.8倍 | 5.2倍 | 3.3% | N/A |
*注:東京エレクトロンは2023年4月1日に1対3の株式分割を行った。
東京エレクトロン:2023年3月期通期決算結果
売上高 | 2兆2,090億円 | 前期比10.2%増 |
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営業利益 | 6,177億円 | 同3.1%増 |
当期純利益 | 4,716億円 | 同7.9%増 |
4Q単体の決算結果は
売上高 | 5,583億円 | 前年同期比▲1.2% |
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営業利益 | 1,528億円 | 同▲9.4% |
四半期純利益 | 1,187億円 | 同▲6.4% |
売上、利益ともに過去最高を更新した。2Qをピークとして以降減収減益となったが、通期では増収増益を確保した。通期の営業利益率は前期比1.9pt低下の28.0%となった。過去最高となる研究開発投資1,911を行った。
セグメント別売上高
【SPE(半導体製造装置)】
売上高 | 2兆1,552億円 | 前期比10.9%増 |
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セグメント利益 | 6,963億円 | 同4.3%増 |
セグメント利益率 | 32.3% | 同▲2.0pt |
SPE部門の新規装置のアプリケーション別売上の内訳は、新規装置売上高が前期比+12.9%の1兆6,927億円となり、そのうちDRAM向けの売上が構成比14%の2,370億円、不揮発性メモリ向けの売上は構成比20%の3,385億円、ロジックファウンドリ、その外が構成比66%の1兆1,172億円だった。
【FPD(フラットパネルディスプレイ製造装置)】
売上高 | 536億円 | 前期比▲10.4% |
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セグメント利益 | 10億円 | 同▲73.7% |
セグメント利益率 | 2.0% | 同▲4.5pt |
【フィールドソリューション売上】
フィールドソリューション売上は前期比4.0%増の4,740億円となった。このうち中古装置・改造売上は1,200億円、パーツ・サービス売上は3,540億円となった。
事業環境の見方(2023年5月現在)
CY2023の半導体市場は前年比約10%の減少が予想されるが、CY2024はCY2022を上回る見込みである。
WFE(半導体前工程製造装置)市場は目下調整局面だが、CY2023後半にロジック/ファウンドリから徐々に回復し、通年では$70~75B程度になる見込みと考えている。
CY2024以降、半導体およびWFE市場は回復し、成長を加速すると見ている。
マクロ経済の回復に伴う消費者向け電子機器需要と企業のIT投資回復、データ社会への移行に伴うデータセンター投資の拡大、新CPUがサーバー入れ替えを促進(高性能化、低消費電力化)、生成系AIの活用やメタバースなど新たなアプリケーションの拡大、EV/自動運転の浸透による自動車の半導体搭載量増加が継続等。
東京エレクトロン:2024年3月期通期予想
売上高 | 1兆7,000億円 | 前期比▲23% |
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営業利益 | 3,930億円 | 同▲36.4% |
当期純利益 | 3,000億円 | 同▲36.4% |
EPS | 640.53円 | |
一株当たり年間配当金 | 320円(中間配当128円、期末配当192円) |
会社計画では今期は減収減益と予想している。
アナリストによる投資判断
メモリー、ロジックの在庫調整は今年後半まで続く見込みで今期業績は減収減益を会社側は予想している。一旦株価は調整して下落し、予想PER10倍台後半まで行く可能性があると思うが、その後は来期の成長を織り込んで上昇するのではと考えている。