東京エレクトロンの株価情報

株価*

時価総額

自己資本比率

ROE

ROIC

20,450円*

9.5兆円

69.9%

N/A

N/A

PER(実績)

PER(予想)

PBR

配当利回り

EV/EBITDA

21.9倍

31.9倍

 6.0倍

1.56%

20.3倍

*株価は2023/8/10の終値。2023年4月1日付で1対3の株式分割を実行した。

東京エレクトロン:2024年3月期1Q決算結果

売上高3,917億円前年同期比▲17.3%
営業利益   824億円 同▲29.9%
四半期純利益643億円 同▲27.0%

減収減益の決算であった。売上高は前年同期比▲17.3%の3,917億円、営業利益は同▲29.9%の824億円、四半期純利益は同▲27%の643億円であった。営業利益率同▲3.8ptの21.0%となった。

なお今期からは単一セグメント開示に変更になった。

1Qの新規装置売上は2,871億円であったが、前期2Qの5,609億円のほぼ半減、前年同期比▲19.5%となった。フィールドソリューション売上は同▲8.5%、前期4Q比▲13%の1,002億円となった。

上限1,000万株の自社株買いの7月末の状況は300万株取得し、2023年末まで継続する。

WFE事業環境の見方(2023年8月現在)

CY2023の半導体市場の通年の見方は変わらず、700億~750億USD、前年比▲10%と考えている。先端ロジック/ファウンドリで投資遅延が見られるものの、成熟世代における中国顧客の投資は加速している。CY2024/CY2025、2カ年合計で$200Bの市場規模へ拡大すると見ている– サーバーは中長期的に強い成長(CAGR 2023-2027:+8%)と見ている。

売上・利益ともに計画どおり着地、 売上3,917億円、営業利益824億円、当期純利益643億円
中期経営計画達成に向けた重要テーマが順調に進捗している。400層レベルの3D NAND Channel Hole向け新エッチング技術を発表した。 極低温にて絶縁膜エッチング速度を格段に向上した。 地球温暖化係数を従来比で84%削減した。
貼り合わせ接合技術の導入が加速した。DRAM HBM向けの引き合いが大幅に増加した。3D NANDや先端Logic領域でも開発評価が進んだ。

東京エレクトロン:2024年3月期通期予想

売上高1兆7,000億円 前期比▲23%
営業利益3,930億円同▲36.4%
当期純利益3,000億円同▲36.4%
EPS 640.53円
一株当たり年間配当金 320円(中間配当128円、期末配当192円)

1Qを終わり会社計画の通期予想は維持した。2023年3月期2Qがこの東京エレクトロンにとってのピークであったと数字上では判断できる。2Qの累計業績については売上高が前年同期比33.2%減の7,900億円、営業利益が同54%減の1,610億円、四半期純利益は55.1%減の1,200億円を予定している。この数字から推測するに今期2Qに底打ちし、3Q以降回復と会社側でが予想していると思われる、

アナリストによる投資判断

同業他社同様減収減益の決算であった。このシリコンサイクルはコロナ禍の反動による在庫調整が予想外に長引き2023年前半で在庫調整が終了というより2023年一杯在庫調整、2024年より回復となるようである。しかし、株価に関しては先行指数であり、今月下旬のエヌビディアの決算また中国経済主導の世界経済の回復度合いに左右されると考えている。

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