株価* | 時価総額 | 自己資本比率 | ROE | ROIC |
22,190円* | 10.27兆円 | 69.2% | N/A | N/A |
PER(実績) | PER(予想) | PBR | 配当利回り | EV/EBITDA |
22.01倍 | 33.56倍 | 6.80倍 | 1.56% | 22.1倍 |
*株価は2023/11/10の終値。2023年4月1日付で1対3の株式分割を実行した。
東京エレクトロン:2024年3月期2Q決算結果
売上高(累計) | 8,196億円 | 前年同期比▲30.7% |
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営業利益 | 1,786億円 | 同▲49.0% |
四半期純利益 | 1,375億円 | 同▲48.6% |
2Q単独の決算結果は
売上高 | 4,278億円 | 前年同期比▲39.7% |
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営業利益 | 961億円 | 同▲58.7% |
四半期純利益 | 732億円 | 同▲59.2% |
減収減益の決算であった。2Q累計の売上高は前年同期比▲30.7%の8,196億円、営業利益は同▲49.0%の1,786億円、四半期純利益は同▲48.6%の1,375億円であった。2Q累計の営業利益率は同▲7.8ptの21.8%となった。
2Q単独の決算結果は売上高は同▲39.7%の4,278億円、営業利益は同▲58.7%の961億円、四半期純利益は同▲59.2%の732億円であった。2Q単独の営業利益率は同▲10.3ptの22.5%であった。
2Qの新規装置売上は前年同期比▲43.8%、1Q比9.9%増3,154億円であった。フィールドソリューション売上は前年同期比▲20.7%、1Q比4.2%増の1,044億円となった。
上限1,000万株の自社株買いの9月末の状況は589万株(1,200億円相当)取得し、2023年末まで継続する。
WFE事業環境の見方(2023年11月現在)
CY2023の半導体市場の通年の見方は従前の700億~750億USDから850億~900億USDに修正した。先端ロジック/ファウンドリで投資遅延が見られるものの、成熟世代における中国顧客の投資は加速している。昨年から今年に期ずれした一部装置の納入が進行している。
CY2023の上方修正を受け、CY2024は微増に。CY2024/CY2025、2カ年合計で$200Bの市場規模へ拡大すると見ている。AIサーバーの成長も今回上方修正した。前回はCAGR 2023-2027:+8%と見ていたが、CAGR 2023-2027:+31%とした。
売上・利益等全ての指標において計画を達成した。 売上4,278億円、営業利益961億円、四半期純利益732億円
先端プロセス向け技術開発は順調に進捗、アドバンスドパッケージング向けの引き合いも増加している。
東京エレクトロン:2024年3月期通期予想
売上高 | 1兆7,300億円 | 前期比▲21.7% |
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営業利益 | 4,010億円 | 同▲35.1% |
当期純利益 | 3,070億円 | 同▲34.9% |
EPS | 661.14円 | |
一株当たり年間配当金 | 340円(中間配当148円、期末配当192円) |
上半期を終えて会社計画の通期予想を上方修正した。減収減益予想であるが、減収幅、減益幅は縮小した。また、配当金も従前計画の一株当たり320円から340円に上方修正した。
アナリストによる投資判断
減収減益決算であったが、会社予想の通期業績計画を上方修正した。今回CY2023年の半導体市場の規模について河合社長は上方修正しており、3Qから業績回復を見込んでいると推測される。株価については先行指数であり、既に業績回復を織り込みつつあるが、実際には金利動向、また今月発表されるエヌビディアの業績にも左右されると考えている。