東京エレクトロンの株価情報

株価*

時価総額

自己資本比率

ROE

ROIC

25,630円*

11.8兆円

70.3%

N/A

N/A

PER(実績)

PER(予想)

PBR

配当利回り

EV/EBITDA

32.7倍

24.7倍

 6.8倍

1.88%

N/A

*株価は2024/8/8の終値。

東京エレクトロン:2025年3月期1Q決算結果

売上高5,551億円前年同期比41.7%増
営業利益   1,657億円 同101.1%増
四半期純利益1,262億円 同96.2%増

 

東京エレクトロンの2025年3月期1Q決算は大幅増収増益決算であった。売上は前年同期比41.7%増の5,551億円、営業利益は同101.1%増の1,657億円、営業利益率は同8.9pt増の29.9%、四半期純利益は同96.2%増の1,262億円であった。

 

地域別売上高構成比

中国  2,770億円 49.9%

韓国     678億円   12.4%

台湾   800億円   14.7%

日本     385億円       6.9%

北米   590億円      10.8%

欧州        155億円     2.8%

東南アジア等 170億円  3.1% 

SPE新規装置 アプリケーション別売上構成比

DRAM   26%   1,122億円

不揮発性メモリ 2%    86億円

非メモリ(ロジック、ファンドリ、その他)72%    3,107億円

2024年3月期 事業ハイライト

  • 売上、利益ともに計画を上回る。売上5,550億円、営業利益1,657億円、営業利益率29.9%
  • 戦略製品によるPOR(Process of record)獲得、開発評価も順調
  • 先端パッケージングやテストの引き合い急増
  • 半導体の技術革新に貢献する新製品をリリース
  • 約800億円の自己株式取得を終了

WFE事業環境の見方(2024年8月現在)

CY2024:$100Bと予測                             旺盛なサーバー向け投資。PC・スマホ向けの稼働率も着実に回復基調へ。DDR5やHBM(広帯域幅DRAM)等の需要増によるDRAM向けの投資が活況。最先端ロジック/ファンドリにおいては前工程装置のみならず、パッケージングやテストのニーズも急増。

CY2025:二桁成長を期待                               好調なAIサーバーに加え、PC、スマホのAI搭載比率上昇を見込む。DRAMの更なる拡大に加えてNANDも在庫調整が進捗し投資再開。先端ロジック/ファンドリ向けの設備投資も増加し成熟向け投資の一服感をオフセット。

大容量・超高速・低消費電力の実現に向けた技術革新が進展、GAA、Backside PDN、HBM、三次元実装におけるテスト工程等TELのビジネス機会は拡大。

東京エレクトロン:2025年3月期通期予想

売上高2兆3,000億円 前期比25.6%増
営業利益6,270億円同37.4%増
当期純利益4,780億円同31.3%増
EPS 1,036.94円
一株当たり年間配当金 519円(中間配当237円、期末配当282円)

1Qの実績及び市場動向を反映して業績の上方修正を行った。

今期は過去最高の売上総利益及び売上総利益率を見込んでいる。また、将来の成長機会を最大限取り込むために2,500億円の研究開発投資を計画している。最大800億円相当の自社株買いを計画している。

アナリストによる投資判断

中国でのサプライチェーン強化が進んでおり、半導体製造拠点の増強が活発化しているために売上の半分が中国向けである。最高益更新の予定であるが、先月から半導体関連銘柄は軟調が続いており、大幅な株価上昇は短期的には望みづらいと思われる。