株価* | 時価総額 | 自己資本比率 | ROE | ROIC |
22,605円* | 10.4兆円 | 70.8% | 20.7% | 19.8% |
PER(実績) | PER(予想) | PBR | 配当利回り | EV/EBITDA |
28.8倍 | 19.8倍 | 5.9倍 | 2.3% | 14.9倍 |
*株価は2024/11/12の終値。
東京エレクトロン:2025年3月期2Q決算結果(累計)
売上高 | 1兆1,216億円 | 前年同期比36.9%増 |
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営業利益 | 3,139億円 | 同75.8%増 |
中間純利益 | 2,439億円 | 同77.4%増 |
2Q単独の決算結果は
売上高 | 5,665億円 | 前年同期比32.4%増 |
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営業利益 | 1,481億円 | 同54.1%増 |
四半期純利益 | 1,177億円 | 同60.9%増 |
東京エレクトロンの2025年3月期2Q決算は大幅増収増益決算であった。売上高は前年同期比36.9%増の1兆1,216億円、営業利益は同75.8%増の3,139億円、営業利益率は同6.2pt増の28.0%、中間純利益は同77.4%増の2,439億円であった。
地域別売上高構成比(2Q単独)
中国 2,339億円 41.3%
韓国 795億円 14.1%
台湾 753億円 13.3%
日本 526億円 9.3%
北米 799億円 14.1%
欧州 238億円 4.2%
東南アジア等 212億円 3.7%
SPE新規装置 アプリケーション別売上構成比(2Q単独)
DRAM 26% 1,079億円
不揮発性メモリ 3% 124.5億円
非メモリ(ロジック、ファンドリ、その他)71% 2,946.5億円
2025年3月期2Q 事業ハイライト
- 売上、利益等全ての指標において計画を達成した。
- 先端ロジック、HBM用のDRAM、Advanced packaging用途の引き合いが増加
- 先端向け量産投資の本格化に伴い新製品率が上昇
- 戦略製品によるPOR(proof of record: 顧客の半導体製造プロセスにおける装置採用の認定)獲得・開発評価も順調に進捗
WFE事業環境の見方(2024年11月現在)
CY2024:$100Bと予測、期初の想定を上回る勢い 旺盛なAIサーバー向け投資。AI搭載型PC・スマホ向け需要を見込んだ先行投資も活発。 AIサーバー向け投資比率 15%(昨年比1.5倍に拡大) AI搭載型PC・スマホ向け投資比率15% 従来型サーバー・PC・スマホ向け投資比率 35%
CY2025:二桁成長を期待 AI比率上昇。DRAMの更なる拡大に加えてNANDも在庫調整が進捗し投資再開。先端ロジック/ファンドリ向けの設備投資も増加し成熟向け投資の一服感をオフセット。 AIサーバー向け投資比率 20% AI搭載型PC・スマホ向け投資比率20% 従来型サーバー・PC・スマホ向け投資比率 30%
大容量・超高速・低消費電力の実現に向けた技術革新が進展、GAA、Backside PDN、HBM、三次元実装におけるテスト工程等TELのビジネス機会は拡大。
東京エレクトロン:2025年3月期通期予想
売上高 | 2兆4,000億円 | 前期比31.1%増 |
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営業利益 | 6,800億円 | 同49%増 |
当期純利益 | 5,260億円 | 同44.5%増 |
EPS | 1,140.67円 | |
一株当たり年間配当金 | 571円(中間配当237円、期末配当306円) |
2Qの実績及び市場動向を反映して今期二度目の業績上方修正を行った。また配当金も増配した。
下期は過去最高の半期売上、通期で過去最高益更新を予定している。また、将来の成長機会を最大限取り込むために2,500億円の研究開発投資を計画している。最大700億円相当、350万株を上限とする自社株買いを発表した。期間は2024年11月30日~2025年1月31日。
アナリストによる投資判断
生成AI用途の設備投資が顕著に伸び中国での成熟世代向け設備投資も継続し、大幅増収増益決算であった。7月以降かなり株価は調整しており、新たなEPS予想で19.8倍とかなり割安であり、自社株買いの発表もありかなりの上値が期待できるのではと思っている。