株価 (2020/11/11) |
時価総額 | 自己資本比率 | ROE | ROIC |
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5,980円 | 2,865億円 | 59.0% | 5.83% | 4.13% |
PER (実績) |
PER (予想) |
PBR | 配当利回り | EV / EBITDA |
70.96倍 | 67.31倍 | 5.13倍 | 0.37% | 22.7倍 |
2021年3月期第2四半期決算
売上高 | 415億円 | (前年同期比3.0%減⤵) |
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営業利益 | 44億円 | (同1.3%減⤵) |
上半期純利益 | 32億円 | (同6.8%増⤴) |
減収増益決算だった。緊急事態宣言解除後は売上が回復したものの、前年同四半期においては消費税増税前の需要が発生していたことから売上高は前年同期比3%減少した。しかし、定額制会員システムメルスの会員数は同2万人増加の134万人となり、メルスプランの売上は同5億円増となった。
営業利益については売上原価が1.0pt上昇したものの、販管費率が1.3pt低下した事により営業利益率は前年同期比0.2pt上昇の10.8%となった。経常利益は主に海外子会社にて新型コロナウィルスの助成金が計上された事により同3.8%増の47億円となった。
上半期のコンタクトレンズ(オルソケラトロジーレンズを含む)、ケア商品の総売上は187億円で、前年同期比8.6%減だった。
使い捨てレンズ(1day) | 前年同期比5億円減⤵ |
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その他コンタクトレンズ | 前年同期比19億円減⤵ |
オルソケラトロジーレンズ | 前年同期比3億円増⤴ |
ケア商品 | 前年同期比4億円増⤴ |
使い捨てレンズ、その他コンタクトレンズの売上減は海外でのロックダウン、国内での緊急事態宣言によるもので、オルソケラトロジーレンズとケア商品は中国での販売が堅調だった。
定額制会員システム「メルスプラン」の売上は217億円で、前年同期比2.6%増だった。
使い捨てレンズ(1day) | 前年同期比5億円増⤴ |
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2 Week | 前年同期比1億円増⤴ |
その他 | 前年同期比1億円減⤵ |
ケア商品 | 前年同期比4億円増⤴ |
1dayの会員数が伸長し、2 weekは堅調だった。
海外での売上高は67億円で、前年同期比19.8%増だった。北米では28.4%減と大きく落ち込み、欧州では11.9%増、アジアは43.6%増、その他地域では27.5%増。上半期末時点で海外売上高比率は16.4%となり、前年第2四半期末時点の13.2%より3.2pts上昇した。
財務面では長期有利子負債が79億7,000万円増加したが、設備投資資金と運転資金が使途であった。
2021年3月期予想
2021年3月期通期決算の会社計画は従前計画から変わっていない。
2021年3月期通期決算の会社計画売上高 | 848億円 | (前年比0.4%増⤴) |
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営業利益 | 68億円 | (同2.8%減⤵) |
当期利益 | 42億円 | (同4.8%増⤴) |
前提として、メルス会員が135万人に拡大すると予想、原価率は2020年3月期とほぼ一緒だが、第3四半期以降に販促強化のために販管費が増える予定のため営業利益は前年同期比2.8%減を予定している。
株価は11月10日の決算発表後に定額制会員システムの堅調な伸びが利益確保の下支えになっている事が評価され翌日の株価は4%近く上昇した。
アナリストによる投資スタンス
株価バリュエーションは予想PERが67.31倍、PBRが5.13倍、EV/EBITDAが22.7倍とかなり割高であるが、生活必需品ともいえる医療機器のため景気動向に影響を受けにくく、業績の下振れリスクは比較的低いと考えている。
プロフィール
新卒でメリルリンチ証券東京支店入社後コーネル大学経営大学院にMBA留学。
卒業後東京に戻りHSBCアセットマネージメントにて日本株アナリスト、年金運用、アライアンスバーンスタイン東京支店にてプロダクト・マネージャーとして勤務後フリーランスのコンサルタントを経て現職。
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