　シマノ<7309.T>が軟調推移。３０日の取引終了後、２４年１２月期の連結業績予想について、売上高を４２００億円から４５００億円（前期比５．１％減）へ、営業利益を５６８億円から６６０億円（同２１．１％減）へ、純利益を６６３億円から７７０億円（同２５．９％増）へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各１４２円５０銭の年２８５円から中間・期末各１５４円５０銭の年３０９円へ引き上げた。もっとも全体相場が調整色を強め、輸出関連株に下押し圧力が掛かるなかで、同社株に買い向かう姿勢は限られた。

　上期において、ロードバイクを中心とするスポーツバイク人気が継続した中国市場の販売が好調に推移したことが要因という。また、為替レートが想定よりも円安水準になったことに加え、ドル高進行に伴うアジア通貨安による営業外収益の計上も寄与する。

　同時に発表した第２四半期累計（１～６月）決算は、売上高２１６８億８７００万円（前年同期比１７．６％減）、営業利益３０９億５５００万円（同４２．６％減）、純利益４３７億４００万円（同１３．２％減）だった。

出所：MINKABU PRESS

シマノが軟調、２４年１２月期業績・配当予想引き上げも買い向かう姿勢限られる

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